2013年10月21日

慰安婦問題に終止符を打とう!

証拠がないのにいまだに問題視し続けているというのはあまりにも異常です。

しかも、それが国内で蒸し返され続けているのだから、自業自得の愚は免れないと思います。最近、地方議会でも「慰安婦」意見書なるものが採択されていることを知りました。

慰安婦問題の争点は、当時の公権力(政府、軍、警察)が強制的に女性に売春を強要したか否か、ということであって、軍が慰安所を作ったことや、民間の業者が女性をだまして売春を強要したり、親が子供を身売りさせたということを問うことではありません。

もちろん、多くの女性が塗炭の苦しみを受けられたことも事実だと思いますし、それに対し、無関心であるべきだと言っているのではありません。

要は、国家総動員法等に基づく売春を強要する文書、証拠が一切ないのに、「強制した」ことを謝罪したり、あるいは「強制した」ことで他国から謝罪を要求されるのはおかしいと言っているのです。

それに対し、「証拠は当局が隠滅したかもしれず」「いずれ出てくるかもしれない」と特に沖縄の新聞は社説で述べておりますが、出てくるかもしれない証拠をもとに、有罪だと決めつけられたらどのような裁判でも100%有罪にすることができてしまいます。

今のような事態を招いた最大の原因は、証拠もないのに公的な立場で謝罪をした「河野官房長官談話」でしょう。

産経新聞では、河野氏を呼んで国会で検証せよと訴えておりますが、日本人男性は女性をセックス・スレイブ(性の奴隷)として扱うような民族だなどという誤解が世界中で生じており、アメリカの学校では日系人に対するいじめにまで発展しているのです。

ここまで誤解が広がっている以上、国会で検証後、河野談話を破棄するとともに、新たな談話を発表すべきです。

「戦時の性暴力に国際世論は厳しい」というのならば、第二次大戦末期のソ連や米国、ベトナム戦争時の韓国軍、そしてチベット、ウイグルにおける中国軍の蛮行も国際問題化せよと訴えるべきです。

世界の指導者は国民が行った戦時の行為を精査して一つでも蛮行を発見したならば、謝罪談話を発表しなければならない、ということになるのではないでしょうか。

本当に我が国に向けられている国際的な批判は、公平だといえるでしょうか。

戦時中、インドネシアにおける旧日本軍の将校らの裁判記録が市民団体によって国立公文書館で明らかにされたそうです。(インドネシアのジャワ島の捕虜収容所からオランダ人35人を強制連行し日本兵相手の慰安婦とした罪を裁かれた裁判記録)

その内容を私はまだ目にしておりませんが、琉球新報の社説では、「軍の強制示す重い証言」と題されています。

秦郁彦博士の「慰安婦と戦場の性」によりますと、

「たしかに占領地で・・・連行、拉致事件が少なからず報告されている。だが・・・ウラのとれぬ本人だけの申立てが多く、事実だとしても軍律に違反した個人ないし少数グループの性犯罪、すなわち強姦事件のカテゴリーに入るものがほとんどと思われる。そして悪質な事件は日本軍憲兵隊員自信の手で摘発されるか、終戦直後の連合軍によるBC級裁判で処罰されている。・・・現在の法常識では、時効の問題を抜きにしても日本国が金銭的補償義務を負うのは、元慰安婦たちが『官憲の組織的強制連行』によってリクルートされたことが立証された場合に限られる。」

また、「日本人が知っておくべき『慰安婦』の真実」(SAPIO編集部・編)によれば、

「唯一、旧日本軍に連行されたオランダ人女性(今回、米下院で証言)がいるが、彼女を慰安所に連行した将校や軍属11名は、「日本軍の方針に反する犯罪」により、戦後の軍事法廷で死刑など極めて重い処罰を受けている。この事実は逆に、旧日本軍が慰安婦狩りを行っていなかったことの証拠ともいえる。」

ところで、インドネシアの裁判で死刑になった岡田慶治少佐は獄中手記にこう記しています。

『将校クラブの婦人たちをよくかわいがってやったつもり・・・その彼女たちが告訴している。それも嘘八百を並べて・・・時勢が変わったので我々に協力していたことになっては彼女達の立場がないのかと想像・・・起訴状を見ると首謀者にされている・・・「そうか飼い犬に手を咬まれたのだ。もう何も言うことはない」と覚悟した・・・敵の銃口の前に立って、日本軍人の死に態を見せてやることではなかろうか。』(「慰安婦と戦場の性」P220)


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Posted by タツロー at 21:09│Comments(0)政治
 
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