2016年10月20日

AIIBの真の目的とは何か

AIIB会合に鳩山氏出席 中国主導の国際銀行に助言
2016年10月19日 20:34

 【北京共同】中国が主導して設立した国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は19日、銀行運営に外部から助言する「国際諮問委員会」の初会合を北京で開いた。AIIBへの加盟を見送っている日本と米国からも鳩山由紀夫元首相らが委員として出席した。AIIBとして銀行の透明性を示す狙いがあるとみられる。
 AIIBによると、初会合は国際経済情勢がAIIBの運営に与える影響や、インフラ整備事業に民間部門の参画を増やす重要性について議論。金立群総裁は「諮問委の助言が今後のAIIBの発展を手助けすると信じている」と謝意を示したという。(共同通信)

AIIBの真の目的とは何か。ジャーナリストの相馬勝氏がこのように指摘しておられます。

中国もTPPに加盟したいと思っていますが、「自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった基本的価値を共有する国」という加盟条件を全く満たしていないため、政治体制を変えない限り加盟は不可能です。

TPPで不利になる分は、AIIBで補うつもりでいます。

AIIBは、中国国内で供給過剰となった鉄鋼やセメントなどの在庫を一掃することが目的です。

ここで融資を受ける国は、日米主導のアジア開発銀行(ADB)では貸し倒れリスクがあるために融資できないような途上国。

仮に、AIIBの融資によってインフラが整備されたとしても、誰も乗らない新幹線など、その国にとって利用価値がほとんどない代物ができるだけです。

結局、途上国に残るのは借金だけで、政治的に中国の言いなりになるしかありません。そうなれば中国は、その国に造った鉄道や港、パイプラインなどを軍事的に利用することもできるでしょう。
(ザ・リバティ2016年1月号P34)

恐るべき中国の野望に無邪気に加担すること自体、外患誘致罪にあたるのではないでしょうか!



Posted by タツロー at 21:24│Comments(0)
 
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