2013年11月12日

中国が防空識別圏を設定検討

共同通信が11月10日、中国空軍が「防空識別圏」の設定を検討していると報じました。

戦闘機はスピードが速いため、他国機(或いは国籍不明機)が我が国の領空に接近した時点で何らかの対処が必要となる場合があります。

ちなみに、他国機が我が国の領空を侵犯してから領土上空に到達するまで、旅客機で1分強、超音速軍用機であれば数十秒あれば可能だそうです。

国民の生命財産を守るため領空の外側に我が国は「防空識別圏」を設定しています。

「防空識別圏」内に入る航空機には、事前に通過位置や通過予定時刻の報告を求め、国籍確認などを行うとされています。

そのことに関して、沖縄の新聞では「東シナ海付近では日本の防空識別圏は大部分が日中両国から等距離の境界線よりも中国側に入り込んだ形で設定されている」と日本側が自国のエゴを優先させているかのようにも読める記述がありますが、それは自国民を守るためであることをまず強調しておきたいと思います。

最近でも10月25日から3日連続で中国の爆撃機など4機が沖縄本島と宮古島間を抜けて東シナ海と太平洋を往復し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したばかりです。

「防空識別圏」をこれから中国が設定することと、我が国がすでに設定していることとはまったく意味が異なります。

我が国の航空自衛隊は、近隣諸国に対する挑発行為はとりません。しかし、中国は明らかに領空すれすれまで接近しては我が国の出方を頻繁に伺っています。

10日共同通信が報じたことについて、上海国際問題研究院の廉徳瑰氏は「日本が日中中間線を越えて防空識別圏を設定し、その範囲に尖閣諸島も含めていることは問題だ」「我が国が防空識別圏を設定するとすれば釣魚島のほか沖縄上空も識別圏内となるだろう」と述べています。

「沖縄上空を国内旅客機が飛ぶ場合でも中国側に事前報告せよ」と威嚇しているのです。

日本政府は断じて譲歩してはならないと思います。



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Posted by タツロー at 19:27│Comments(2)安全保障
この記事へのコメント
こんにちは、いつも日本のため沖縄のためにご尽力くださりまして
ありがとうございます。

せんだって、「龍柱」の件でお電話させいただきました。
さて、領海だけでなく、領空侵犯もひどいですね。

これが、どれほど日本にとって危険なものなのか
大手の新聞やテレビの取り上げ方が、甘いと感じます。

沖縄でおきている、「中国の挑発行動」の詳細な情報が
入ってきていません。

いったいどれくらい深刻な状態なのか、わかりずらいところがありますが
本日、チャンネル桜を見た時には、
反日左翼活動家どもの異常さに背筋が凍りつきました。

11月16日放送分です。
人権侵害  沖縄米軍基地のゲート前の平和運動

金城さんは、地元ですから、あの米軍のゲート前にある
異常なカカシの数数をご覧になっておられるかと思います。
しかも、そのカカシは公道に立てられてました。
その公道は小学生の通学路ということにも、唖然としました。

赤い旗をたてたり、黒い旗をたてたり、異常でした。
フェンスに取り付けられた、赤いナイロンひものかずかず……、
フェンスから米軍基地に投げ込まれる缶ビールの空き缶や
排泄物……ぶきみです。
缶ビールをのんだあとに自動車を運転。

どれをみても、中国人や韓国人がやりそうなことばかり。

そのカカシをつくっているのが、教職員の方々というのも驚きです。
しかも、その人たちは、沖縄県民ではなく
和歌山とか京都からきて、
沖縄県民になりすまして抗議活動をしているのですね。
その教職員たちは
「米軍出ていけ」と、毎日朝4時から言っているそうですね。

警察も、県議も、マスコミも、その人たちをつかまえられないのだとか。
そういう活動をやめさせられない沖縄がやはり異常な環境になりはてて
しまっていることを感じます。

沖縄は、このままでは、ほんとに
中国に乗っ取られてしまいかねませんね。

ぜひ、全国に、沖縄の現状を知らせていただきたいと思います。

{THE FACT]で、とりあげていただきたいです。
この番組は、好評で、保守系の方々が、ブログにアップしてます。

教職員たちの悪どい平和運動を阻止していかねばなりませんね。

ぜひ、特集を組んで、集中して抗議活動を展開していただきいと
おもいます。

影ながら応援させていただきます。

永田町カフェ 7 ブログのマスター  より
Posted by 永田町カフェ7 at 2013年11月17日 15:03
先日はご連絡いただき、誠にありがとうございました。
私もよく普天間基地のゲート前で米兵への感謝のあいさつやフェンスクリーン活動に参加させていただいております。
(党派も思想信条も違う人たちが、やむにやまれぬ大和魂で集い活動しておられます。)
「ティッピング・ポイント」という本がありますが、その中に、「ニューヨーク全体の犯罪件数が60%以上も減った大きな原因は、落書きで汚された地下鉄を徹底的にクリーンアップしたことであった」ということが書かれていました。
私は、彼らとともにさせていただいている活動が、ティッピング・ポイントとなって、県民を国防に目覚めさせ、犯罪等も減らしていくこととなると確信しております。
Posted by タツロータツロー at 2013年11月26日 14:50
 
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