11月9日の街頭演説@胡屋(ごや)十字路

タツロー

2010年11月10日 00:18



※11月9日、胡屋(ごや)十字路にて、街頭演説をさせていただきました。


沖縄県のみなさま、こんにちは。

金城タツローでございます。

幸福実現党の金城タツローでございます。

夕方の大変お忙しい時間帯に、

大きな音声でお騒がせいたします。

どうか、今しばらくお時間をいただければと思います。




私は今回、沖縄県知事選挙に立候補させていただきます。

なぜ県知事選挙なのか、ということですけれども、

今回の選挙の争点も、皆様ご存知のとおり

普天間問題でございます。

そして、県民の多くの皆様が、

普天間飛行場は県内には移させないという方向に

思いが傾いていると言われています。

そして、仲井真さんと伊波さんが

2人とも、県外移設を要求している。

このような流れの中にあって、

9月7日に、尖閣諸島で中国の漁船が意図的に

ぶつかってまいりました。


今、尖閣・沖縄が危ないのであります。


このような中において、

いまだに普天間飛行場は県外に移設すると言っているのは、

これはもう、世界の常識、

アジアのおかれている事態が

まったくわかっていないと言わざるをえません。




これからの沖縄のリーダーは、

緊迫するアジア情勢がわからなければ、

県民の皆様を危険にさらしてしまうのであります。

だから私は今回、県知事選挙に立候補して、

そして、県内移設、辺野古移設、これを訴えようと、

覚悟を固めたのでございます。




今日も沖縄県のみなさまにご挨拶にまいりました。

街中でお店で、たくさんお話をさせていただきましたけれども、

少なからず多くの方々が、

普天間飛行場を県内に移したら危ないよ、と言っていました。

そうなんです。

今の中国の海洋覇権、どのような野望を持っているか、

それを考えたときに、

普天間飛行場を県内に移して、

海兵隊はみんな出て行けというのは、

これは、県民を、日本国民を危険にさらすことに

ほかならないのであります。

このようなことを私は正々堂々と訴えてまいります。

他の票がほしくて、県外移設と言っている、

そのような候補者とは、違うということを、

私は皆様に、約束させていただきます。




さて、先日、中国の漁船が海上保安庁の船に

ぶつかってきたビデオが流出しましたけれども、

私はこの「流出」という言葉が好きではありません。

これは「流出」ではなくて、

「公開」といったほうがいいのではないかと思っております。

そのビデオがyoutubeで流れたおかげで、

どれだけ多くの皆様が、

この事件の真相を知ることになったでしょうか。




そうなんです。

このビデオが公開されなかった間は、

本当に国民の皆様は何が起きたのかが

わからなかったはずなんです。

私の友人などは、このように言いました。

「今回、政府がこのビデオを公開することができないというのは、

本当は日本の側に非があるからではないのか」と、

言っていたのであります。

私は「そんなことはないよ」と、

その友人に答えたんですが、

しかし、友人は、

「だったら公開しているはずじゃないか。

なぜ政府はそれができないんだ」と、

このように言っていたのであります。

しかし、今回このビデオが公開されることで、

明らかになりました。

日本の側はまったく何も悪くなかったのであります。

中国のほうが、領海侵犯をする。

そして、違法操業、公務執行妨害、器物損壊。

ありとあらゆる法を犯してきているのであります。

そして、その船長を、逮捕したにもかかわらず、

処分保留で釈放してしまったということは、

これは重大なことであるということが、

誰の目にも明らかとなりました。




なのにですよ、

今、政府は何をしようとしているでしょうか。

犯人捜しを始めております。

このビデオを流出させたのは、いったい誰であるかと、

探し始めているではありませんか。

こんなことがあっていいのでしょうか。

本来、政府が明らかにしなければならなかった内容なんです。

どのような罪を着せようとしているかというと、

国家公務員法違反ということであります。

守秘義務を怠っているということで、

その流出した人をつかまえようとしています。

守秘義務とはなんでしょうか。

秘密を守るということです。

確かに、公務員は秘密を守らなければなりません。

しかし、今回のビデオは、

守らなければならない秘密だったんでしょうか。

今回のビデオは、

菅さん、仙石さんにとって都合が悪いから守れといった

そのようなビデオでしかないのです。

だから、本当に罪があるのは、

総理大臣であり、官房長官なんです。

このことを、今、多くの国民、県民の皆様が知るようになりました。




そして、今回のビデオを公開して下さった方、

どなたかはわかりませんけれども、

その方は英雄ではないかと、

そのような声も上がってきているのでございます。

私も、この勇気をもってビデオを明らかにしてくださった方、

この方を守りたいと思います。

こういう方を守れなければ、

日本という国が、本当におかしな国になってしまうんです。

ですからどうか、皆様も、

今回このビデオが明らかになったということでもって、

国益が保たれる、

そのギリギリのところのラインが保つことができたと、

そのように考えていただいていいのではないかと思います。




さて、北方領土に、ロシアのメドベージェフ大統領が訪問し、

そして、尖閣問題で中国からどんどん高圧的な態度で、

日本は攻められ続けております。

ロシアと中国からの挟撃、挟み撃ち、

そのように言われておりますけれども、

なぜ、そのような事態になっているのでしょうか。

まず、メドベージェフ大統領が、

北方領土を訪問する前に何があったか、

それを皆様も確認していただきたいと思います。

その前に、9月末、

胡錦濤国家主席とメドベージェフ大統領が、

共同声明を発表しているんです。

この2人とも、主権や領土保全ということについて、

確信的利益をお互いに守り抜こうじゃないかと、

そのように共同声明を発表しました。

ちょっと難しい言葉です。

「確信的利益」。

最近、中国がよく使います。

確信的利益ってなんでしょうか。

それは、自分たちの利益として、絶対に守らなければならないものです。

それを、メドベージェフは北方領土と言った。

そして、胡錦濤は、尖閣列島と言ったのです。

だから、今回メドベージェフが、ソ連・ロシアを通じて

初めて、国家のトップが訪問したということは、

今度は、尖閣諸島に中国がやってきますよ、ということです。

それを、ぜひとも皆様、危機として感じていただきたいのです。




今、仲井真さんや伊波さんは、

この沖縄に迫る危機を知っているのでしょうか。

知っているなら、今回の政策の中に尖閣を守るという言葉が

一言でも入るはずです。

しかし、先日の討論会では、2人とも、

ついに一言も「尖閣諸島を守る」という言葉を言いませんでした。

つまり、頭の中に、今、沖縄がアジアが、

非常な危機のなかにあるということが

まったくわかっていないのであります。

沖縄のリーダーは、これからは、

日本を守るという気概を示さなければならない時代に

突入したのであります。

それは何かと言いますと、

尖閣諸島で起きているようなことは、

もう南シナ海では、すでに起きていることだからです。

フィリピンの近くの海、

ベトナムの近く、

インドネシアの近く、

シンガポールの近く、

その海を、中国は次々と侵略して島をのっとっています。

このようなことが現実にもう起きているんです。

そして今、東シナ海に進出してきて、

尖閣諸島を現実に領有しようとしている。

このようななかにおいて、

アジアの各国は、

今、アメリカ軍の力、抑止力、

これに頼る気持ちが強くなっています。

ですから、アジアの各国は

アメリカと共同で演習をやりたがっているんです。

合同演習をやりたがっているんです。

このような時になっているのに、

沖縄県民は「アメリカ軍は出ていけ」と

言っているようなメッセージが発されている。

それが、マスコミがつくったものかもしれない。

弱腰な政治家がつくったものかもしれない。




しかし、沖縄県民の民意は、今、

「普天間飛行場は県外へ」

「アメリカ軍はもう出ていけ」と、

このようなメッセージを世界中に発しているという風に

思われているのであります。

私は、これ自体が最大の危機であるということを、

皆様に訴えているのであります。

どうか沖縄県民の皆様、

今、アジアが危機の中にあるということを

知っていただき隊のでございます。

皆様方が、まず、沖縄は自分たちで護ろうと。

政府は無力であり、何もできない。

政府は尖閣諸島さえ守ることができない。

だから、私たちの島は私たちの力で、

私たちの手で守ろうじゃないかと

こういう風な気持ちをぜひ起こしていただきたいのであります。




そういう気持ちを起こしたならば、おのずと結論は見えてきます。

それは何かというと、まずは、日米同盟を強化しなければ、

何もはじまらないということでございます。

日米同盟を強化するとはなんでしょうか。

それは、日本とアメリカが約束したことを

きちんと約束を果たすということです。

約束を果たすとはなんでしょうか。

それは、普天間飛行場を辺野古に移設するということを

日本とアメリカで約束しました。

この約束を遂行するということでございます。

ですから私は、沖縄県知事になって、

日米の約束を遂行しようと思っております。

アジアの危機を回避するために、

沖縄県民の皆様を守るために、

日本を守るためにであります。

どうか、そのような気概で私は今回、県知事選挙への

立候補への決意を知っていただきたいと思います。




今回の沖縄県知事選挙、私がもし出馬しなかったら、

どのようになっていたでしょうか。

皆様は、普天間飛行場を県外に移すという人しか、

選べなかったんです。

しかし私は「県内」移設、

辺野古への移設を約束しますと、言っております。

ですからみなさん、今回の県知事選挙

私が出馬することによって「県外」か、「県内」か、

この2つに1つを選ぶことができるようになったのであります。

今回の沖縄県知事選挙、

最大の争点は、普天間問題でございます。

普天間飛行場、皆様は、県外に移設したいでしょうか。

それとも、伊波さんのいうように、

遠くのグアムに移したいでしょうか。

それとも、私が皆様に訴えております、

県内移設、尖閣を守るほうがいいでしょうか。

どうか、2つに1つの選択を、よろしくお願い申し上げます。

今回の沖縄県知事選挙は、

「県内」か「県外」か、この2つに1つでございます。

県外と言っているのは、仲井真さんと伊波さんでございます。

県内と言っているのは、私金城タツローでございます。

どうか賢明なるご判断をお願いしたいと思います。

今回の県知事選挙において、

生成堂々と普天間飛行場は辺野古へ移設ということを

何度も何度も皆様に語りかけてまいります。

ありがとうございました。



金城タツロー




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